精密工学会学術講演会講演論文集
2019年度精密工学会秋季大会
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MVP法を用いたカーボン膜の作製
*大久保 拓志田中 一平原田 泰典
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p. 9-10

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抄録

炭素膜の機能性向上のため,新規のプラズマ生成法であるマイクロ波励起高密度近傍プラズマ(MVP法)を用いたカーボン膜合成を試みた.生成物の形状としてフラワー状,ファイバー状,棘状,膜状の4種類が観察された.X線回折,ラマン分光分析の結果より,得られた生成物はダイヤモンドおよびアモルファスカーボンまたはダイヤモンドおよびグラファイトの混合物であることが考えられた.また,生成物の摩擦係数は0.3~0.6を示した.

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© 2019 公益社団法人 精密工学会
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