主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2019年度精密工学会秋季大会
開催地: 静岡大学
開催日: 2019/09/04 - 2019/09/06
p. 9-10
炭素膜の機能性向上のため,新規のプラズマ生成法であるマイクロ波励起高密度近傍プラズマ(MVP法)を用いたカーボン膜合成を試みた.生成物の形状としてフラワー状,ファイバー状,棘状,膜状の4種類が観察された.X線回折,ラマン分光分析の結果より,得られた生成物はダイヤモンドおよびアモルファスカーボンまたはダイヤモンドおよびグラファイトの混合物であることが考えられた.また,生成物の摩擦係数は0.3~0.6を示した.