主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2019年度精密工学会春季大会
開催地: 東京電機大学
開催日: 2019/03/13 - 2019/03/15
p. 680-681
分光イメージングに用いられるスライスミラーは,その特殊形状から作製が難しい.本研究では,切削によるスライスミラーの加工を行い,表面粗さと形状および回折光の評価を行った.その結果,一次試作品では工具破損由来で表面に高さ約2.5μmの凹凸がみられ回折光が発生したが,二次試作品では,表面粗さRa < 10 nm, 形状誤差PV < 100 nm, ミラー幅誤差 < ±100 μm,面角度誤差 < ±0.025°という要求仕様を満足し,回折光の発生を抑えることができた.