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太田 和良, 夏 恒, 岡部 眞幸, 相星 侑哉, 長澤 美里
p.
1-2
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
射出成形現場では、使用樹脂の廃版などにより成形材料を変更したところ、離型性が著しく低下し、多くの成形不良が発生して、成形条件や金型、成形材料等の見直しを迫られている状況がある。このため、樹脂材の変更を行う際に、離型性の大まかな判断ができる指標が求められている。そこで、本研究においては、まずは樹脂メーカーから一般に公開されている物性値が離型力に相関があるのかを調べることとした。
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中村 榛希, 夏 恒, 太田 和良, 米 大海
p.
3-4
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
射出成形において,成形品を金型から外す際の離型抵抗は成形品の割れにつながるため低減が求められている.先行研究では金型温度が離型抵抗に影響を与えていることが明らかになった.そこで,本研究では,金型および成形品の温度分布解析および,温度による樹脂の収縮についての解析を行い,金型および成形品の温度分布が離型抵抗に与える影響を調査する.
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第1報 波形解析の適用
河田 直樹, 福島 祥夫, 趙 宗陽
p.
5-6
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
プラスチック成形加工は,多くのプロセスが自動化されており,成形プロセスの様々なデータを獲得でき,生産や品質の管理に役立てることができる.これらのデータを用いて,生産性向上等,より多くの価値を見出すために,ダンベル試験片の成形プロセスにおける各種データを取得し,波形解析を行った.その結果,いくつかの知見が得られ,パターン認識と組み合わせた変化検知.異常検知の可能性を見いだせたので報告する.
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新川 真人, 清水 勇輝, 古屋 耕平, 山下 実
p.
7-8
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
ガラス繊維強化熱可塑性プラスチックの射出成形品の大変形下における破断予測手法の確立を目的とし,変形中の強化繊維の破損を評価した.熱流センサおよび加速度センサを試験片に設置するとともに,デジタル画像相関法により引張試験中の試験片のひずみ量を計測した.試験の結果,変形中の試験片からの発熱現象を確認できた.また,FFT解析により繊維が損傷したと推定されるひずみ量を特定できた.これらの結果を用いてコンピュータシミュレーションにより繊維が破損するときのGFRTP製品内部の応力状態を評価することができた.
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門屋 祥太郎, 木村 文信, 梶原 優介
p.
9-10
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
金属-樹脂直接接合法の一つである成形接合では,粗面処理した金属片を用いてインサート成形を行うことで両部材を接合させる.本研究では,アルミ合金の陽極酸化処理によって生じる数十ナノ程度の微細孔を粗化構造として利用する.陽極酸化金属片で接合を行ったところ,高射出速度・高射出圧で樹脂を成形した場合に著しく接合強度が低下するという知見が得られた.強度低下の原因を型内樹脂温度変化や破断モードなどから評価した.
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井手 章博, 是澤 宏之, 楢原 弘之
p.
11-12
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
通気性射出成形金型を用いることで成形品に現れるショートショット、ガス焼けなどのガスを起因とする成形不良を防ぐことが可能である。また、通気性金型は樹脂流動性を向上させ、射出時に必要とする電力を削減し低エネルギー成形を可能にする。成形中の金型変形を考慮し、成形性に対する影響を評価する。
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畑山 司沙, 町屋 龍乃佐, 菅野 涼太, 村田 泰彦
p.
13-14
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
近年、炭素繊維強化樹脂は、軽量でかつ高い強度を有することから、金属代替材料として用途を拡大している。しかし、同樹脂の射出成形品においてウェルドラインが発生すると、成形品の外観や強度の低下が引き起こされるために問題となっている。本報告では、電磁誘導加熱・冷却樹脂流動制御射出成形金型を用いて、入れ子の加熱・冷却条件と流動制御条件とが、炭素繊維強化半芳香族ポリアミド成形品の外観と曲げ強度に及ぼす影響を明らかにした。
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檜山 拓也, 井上 祐輔, 川上 康博, 茂呂 拓真, 村田 泰彦
p.
15-16
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
プラスチック射出成形では、成形品における外観不良の発生が問題となっている。著者の一部らは、これまで遠赤外線ヒータを用いて金型の一部である立体キャビティプレートを加熱する射出成形プロセスを提案して、成形不良や成形品外観の改善を行ってきた。本報告では、新たに近赤外線ヒータを本成形プロセスに適用して、遠赤外線ヒータよりも昇温特性が優れていること、同ヒータと同様に成形品外観が改善されることを明らかにした。
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西田 拓人, 楢原 弘之, 中村 克昭
p.
17-18
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
ダイカスト金型には,成形サイクルでの急激な加熱と冷却の繰り返しが原因の熱疲労によってクラックが生じることがある.穴のあいた鋳物を成形するために金型に組み込む鋳抜きピンは,特に熱疲労による不良が起きやすい.本研究では,金属光造形機により鋳抜きピンを作成し,成形サイクルの中でピンに発生するクラックの位置や大きさを観察するために熱疲労評価を行う.
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須田 高史, 福島 祥夫
p.
19-20
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
熱溶解積層法3Dプリンタにおいては市販の材料を用いて加工するのが一般的であるが、射出成形用ペレットからのフィラメント作製が可能になれば、材料選択の幅が広がり、熱溶解積層法3Dプリンタの活用機会の拡大が期待できる。そこで、本研究では射出成形用ペレットを用いた熱溶解積層法用フィラメントの試作について事例を紹介する。
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河田 直樹, 森沢 幸博, 大竹 実, 呂 瑞, 福島 祥夫, 巨 東英, 杉田 達雄, 斉藤 悦男, 河田 篤彦
p.
21-22
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
自動運転やネットワーク技術によるスマートモビリティ社会の実現は,利便性の向上や様々な価値を生み出すことが期待され,こういったモビリティのデザインは新たな価値を生む出す土壌となる.様々なデザインツールによって,表現の自由度は増しているが,車体製作では様々な制約が生ずる.本研究では,表現の自由度を向上させるために木工技術を加え,新たなものづくりの手法として自動運転車の試験車両の車体製作を試みた.
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凹凸円弧面の磨き加工について
櫻庭 拓海, 藤尾 三紀夫
p.
23-24
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
切削加工後の金型表面の磨き加工は熟練と多くの時間を要するためロボットを用いた自動化が進められている.しかしティーチングや専用工具が必要となり,磨きの自動化に充分に対応できていない.そこで本研究では汎用のファイバーブラシを5軸制御し,工作機械上で磨きを行うCAMシステムの開発を目的とする.本報では,凹凸円弧面を対象に工具経路を生成し磨き加工を行った結果について報告する.
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五味 伸之, 中村 栄夫, 白川 顕教
p.
25-26
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
眼鏡の製作工程におけるフレーム研磨作業は,形状の複雑性より人の手によって行われており,ロボットにより自動化することで大幅なコストダウンが期待できる.そこで本研究は,ロボットによるフレーム研磨の基礎データを得ることを目的として行われた.その結果,研磨の際,研摩条件や補間条件により輪郭の一部が窪む場合があるものの,ロボットによるフレーム研磨にはある程度の実用性があることが確認された.
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第3報:砥石特性および加工特性
飯沼 亮介, 伊藤 伸英, 清水 和樹, 梅津 信二朗, 大森 整, 加藤 照子
p.
27-28
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
我々は,研削加工の更なる高品位加工面を創成目的とし,超微細砥粒が均一に分散した砥石の開発を行っている.そこで,液滴の微細吐出技術であるPELID技術に着目し,微細砥粒が均一に分散した砥石の開発を行った.本報告では,PELID技術のエレクトロスピニングモードを用いたファイバー構造砥石の砥石特性および加工特性について報告する.
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第三報 水溶性材料含有型樹脂ボール製作の試み
谷野 登生, 伊藤 伸英, 斎藤 宏紀, 益子 雄行, 稲澤 勝史, 大森 整, 梅津 信二郎
p.
29-30
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
我々は樹脂ボールに水溶性材料を含有した砥石を製作することで、従来の樹脂ボール砥石とは異なる加工特性が得られる可能性に着目した.そこで、液滴吐出技術であるPELIDを用い、砥粒と水溶性材料を含有した樹脂ボールを製作し、本ボールを砥石の砥粒相当と見立てたELID研削用砥石の開発を試みた.本報告では、その製作結果と得られた加工特性について報告する.
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第2報:2種類のフィラメントを用いた砥石製作
森 尚希, 伊藤 伸英, 益子 雄行, 谷野 登生, 稲澤 勝史, 大森 整
p.
31-32
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
砥石製作において、従来はボンド材の機械的攪拌や、金型を用いて行われている。しかし、ボンド剤の機械的攪拌による砥粒位置の不均一や、金型のコストや保管場所などの課題がある。それらの課題を克服する製作法として、我々は3DプリンタとPELIDを用いた方法で砥石を製作している。本研究では、導電性ABSの他に新たに水溶性フィラメントを用いて内部構造砥石を製作した。従来の内部構造砥石との違いや砥石の加工特性に関して報告する。
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稲澤 勝史, 江面 篤志, 加藤 克紀, 篠原 尚也, 大森 整, 伊藤 伸英
p.
33-34
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
本研究では,空気を自給する旋回方式のファインバブル(以下、FB)発生ノズルを用いて自給口から各種気体を吸引させ,研削液中に各種気体のFBを発生させることで研削液特性の調整を試みた.その結果,二酸化炭素を用いたFBでは,研削液中の溶存酸素が減少することが明らかとなった.さらに加工実験を行い,各種気体のFBを用いた研削液が加工に及ぼす影響について検討を行った.
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総形研削の除去量を考慮した最適砥粒分布の検討
吉田 高太, 辰本 大輔, 児玉 紘幸, 大橋 一仁
p.
35-36
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
本研究は,高度な総形単層メタルボンドダイヤモンド砥石の開発を目的としている。V型の総形砥石を用いた研削では,砥石作用面の凸部に近づくほど,砥石損耗量が大きくなることが知られている.そこで,加工条件や砥石形状を元に個々の砥粒切れ刃の除去量が均等化するような理想的な砥粒分布を導出した.そして,静電場を利用して,砥石コア表面の塗布ボンド層に導出した分布で砥粒が付着することを確認した.
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京島 快, 嶋田 圭太, 水谷 正義, 厨川 常元
p.
37-38
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
超精密平面ホーニング加工において、高能率加工と低ダメージ化を両立するためには、微細な砥粒が均一分散し、加工中には砥粒層が一様に摩耗する砥石が必要とされるが、そういった砥石は一般に製造コストが高くかつ摩耗しやすいため加工コストが増大する課題がある。今回それらの均質性確保及び加工コストの低減を実現するため、低粘度熱硬化性樹脂を用いた高分散レジノイド砥石を開発し、単結晶SiC基板について加工試験を実施した。
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山﨑 遼, 太田 稔, 江頭 快, 山口 桂司
p.
39-40
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
cBNカップ型砥石を用いたTurn Grindingは,従来の円筒研削法と比較して加工精度が優れていることを実験的に示した.これは法線研削抵抗が剛性面で有利な砥石軸方向に作用した結果,切残し量が減少したと考えられる.また,砥石周速度,送り速度,切込み量が仕上げ面性状に及ぼす影響を調べた.その結果,砥石周速度を大きくすることで,仕上げ面粗さを維持したまま研削能率を向上させることが可能であることを明らかにした.
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岩井 学, 柴田 涼磨, 二ノ宮 進一, 三羽 和紀, 乾 伸輔
p.
41-42
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
本研究では,研削砥石の表面に付着,あるいは埋め込まれてしまった切りくずを研削機械上にてインプロセスで除去し,砥石の切れ味を持続し高精度研削を達成することを主目的としている.具体的には作業現場で簡易に使用可能であるレーザークリーニング装置を適用し,切りくずの除去が困難な極微粒砥石や総形砥石などの切りくず除去性能や研削性能を調べた.
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市田 良夫, 大藤 弘明, 入舩 徹男, 國本 健広
p.
43-44
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
超高圧力下で合成したナノ多結晶cBNを用いて開発したcBN砥粒の圧壊試験を試み,その破壊強度や破壊モードなどの破壊のメカニズムを検討した。その結果,ナノ多結晶cBN砥粒が従来の単結晶cBN砥粒よりも数倍高い破壊強度を持つことなど,新しい知見を得たので報告する.
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名取 拓弥, 中山 司
p.
45-46
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
粒子法の一つであるSPH法によって,高速・高圧の水噴流による固体切断の3次元シミュレーションを行う.水噴流を弱い圧縮性をもつ流体,固体を線形弾性体としてそれぞれモデル化する.流体と固体をそれぞれ粒子の集合体として表現し,一つ一つの粒子のラグランジュ的な動きを追跡することで流体と固体の運動と変形,そして両者の連成を計算する.被切削物としてアルミニウムや中炭素鋼を用いた数値シミュレーションの結果を報告する.
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後藤 大道, 諏訪部 仁, 石川 憲一
p.
47-48
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
現在,半導体基板などに用いられている脆性材料を加工する際には,ダイヤモンドワイヤソーが使用されている.ダイヤモンドワイヤソーとは,ピアノ線の表面にダイヤモンド砥粒を固着させたダイヤモンドワイヤ工具を高速で走行させて工作物を加工する装置である.本研究では,ダイヤモンドワイヤソーの加工液に糖アルコールの一種であるソルビトールを使用した場合の切断特性について検討した結果を述べる.
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伊藤 大貴, 諏訪部 仁, 石川 憲一
p.
49-50
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
樹脂コーティングワイヤ方式は樹脂をコーティングしたワイヤとダイヤモンド砥粒を懸濁させたスラリーを用いて行う加工方式であり,ワイヤに食込んだ砥粒が加工精度に影響を与える.本研究ではワイヤに食込む砥粒に着目し,砥粒がワイヤに食込むメカニズムを解明した.そして,加工条件によるワイヤに食込む砥粒数や突き出し高さを測定し,樹脂コーティングワイヤ方式における加工特性に与える影響について検討を行った.
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藤岡 和史, 劉 佳玉, 坂本 智, 山口 貢, 近藤 康雄, 山口 顕司
p.
51-52
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
FRPに代表される異方性材料は,比強度が高いことから,様々な分野で広く用いられてきている.本研究では,異方性材料をワイヤ工具でスライスするときの加工特性について検討する.前報では固定砥粒ワイヤ工具の摩耗特性について検討した.本報では,固定砥粒ワイヤ工具による基礎的な面生成機構について検討した結果を報告する.
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齊藤 雅裕, 松本 祐一郎, 松坂 壮太, 比田井 洋史, 千葉 明, 森田 昇
p.
53-54
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
ガラスのホイール割断法において,分断後のガラス端面に生じる欠け・亀裂といった欠陥が曲げ強度の低下につながり,課題となっている.本報では,ガラス端面に生じる欠陥が破断におよぼす影響を確認することを目的として,ガラスの四点曲げ試験の高速度カメラ観察を行った.その結果,2種類の破断形態が確認された.さらに破断形態の違いによって破断応力の大きさが異なることが確認された.
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葛西 聖人, 大江 亮介, 川上 敬
p.
55-56
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
ドローンを用いてハウス栽培を監視するシステムを開発する.本研究では比較的安価なRyze Tech社製のドローンTelloを用いる.作物として,シイタケなどの原木栽培の監視を想定する.自律飛行システムを作成し,壁や天井に設置する監視カメラではカバーできない部分を撮影可能とする.ドローンからカメラの映像を取得し,作物の状態を遠隔地から確認できるようにする.
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板坂 優人, 以後 直樹, 佐竹 利文
p.
57-58
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
現在の廃炉作業において,最も重要な燃料デブリ回収作業は,現在もその作業が進んでいない.その状況を解決するため,従来研究において,VRを用いた新しい訓練システムの開発とその評価を実施してきた。本研究は,従来研究の訓練システムを進化させ,ロボットによる燃料デブリ回収を訓練できるシステムの実現を目指した.
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高岡 勇樹, 川上 敬, 大江 亮介
p.
59-60
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
本研究ではゲームにおける面白さを測ることを目的とし,生体情報を利用した研究に関して行う.以前の研究ではプレイヤーへのアンケートによりゲームの面白い要素を特定しようと試みたが,より正確な結果を求めるために本研究を行うものである.研究手法として,ゲームの局面での生体情報をスマートウォッチを用いて取得し,その情報から面白い,あるいは興奮する局面を求め,面白い要素を特定するものである.
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山中 耕平, 楢原 弘之, 是澤 宏之
p.
61-62
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
近年,高齢化によって技術の継承が難化する問題が発生しており,各業種で作業の一般化マニュアル化が進んでいる.しかし,工作機械での作業は普段見慣れない機器や作業も多いため一般的なマニュアル化では不十分な点があると考えられる.本報では,人材育成の際の指導者が行う,初心者の作業の確認に焦点を当て,現在の状況を機械学習を用いて認識し作業の確認を行う,ナビゲート手法の一機能の検討を行った.
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中野 滉太, 林 朗弘, 福丸 浩史
p.
63-64
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
冗長性をもつ多関節マニピュレータの逆運動学計算には様々な解法が提案されている.本研究では,実際のヤコビ行列を仮想のヤコビ行列に変換して,関節角度解を求める手法を提案する.また,本手法を使った多目標の逆運動学計算において,各目標に対するヤコビ成分をさらに分解して問題を解く方法へ応用した手法を提案する.
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井上 賢人, 楢原 弘之, 是澤 宏之, 石田 秀一
p.
65-66
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
切削加工において工具摩耗は,加工精度や完成品の品質に影響を及ぼす避けられない問題である.マシニングセンタなどの自動加工装置では,人の手を必要としない工具摩耗の管理方法が求められている.そこで本研究では,金属材料にエンドミル加工を施し,その際に得られるAEの信号を用いた機械学習によって工具の摩耗量を推定する手法を提案する.また,得られた結果と真値を比較して提案手法の評価を行う.
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石井 寛人, 上野 翔太郎, 小田原 晃, 佐竹 利文, 以後 直樹, 林 朗弘
p.
67-68
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
本研究グループでは、関節毎の運動学計算をロボットの構造に合わせて組立てる関節独立型運動学計算法について研究を進めてきた。本報告では形状制御への応用と数値シミュレーション及びモジュール型ロボットの開発について述べる。
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大江 亮介, 葛西 聖人, 川上 敬
p.
69-70
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
自律移動体の周辺環境認識に関する基礎的な検討を行う.対象とする自律移動体は,単眼カメラのみを利用可能な小規模なものとする.自律移動体は周辺環境を自律的に移動し,カメラから環境情報を時間的に連続した画像として取得する.これらの連続画像に対して画像処理を適用することにより,周辺環境のうち移動可能な領域および侵入不可な領域を認識するとともに,環境内における自己位置の推定を行う.
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パルケ ビクトル, 宮下 朋之
p.
71-72
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
The numerical representation of graphs is useful to visualize, sample, and evaluate the design space of graph-based architectures. Although, the concept of representing graphs by numbers has attracted the attention in recent years, the through computational comparison has been elusive. To fill this gap, in this paper we describe our insights when comparing the computational complexity when converting numbers into graphs and vice versa. We show that the optimization-based approach is efficient and advantageous to scale to large graphs.
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加藤 圭吾, 阿部 晶
p.
73-74
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
本研究では,進化計算の1種である粒子群最適化を用い,2リンク柔軟マニピュレータの省エネルギー位置決め制御に関する研究を試みる.具体的には,マニピュレータのPTP制御問題を扱い,2つの柔軟リンクの振動が抑制させ,かつ,駆動エネルギーを最小化する,粒子群最適化を活用したフィードフォワード制御を提案する.シミュレーションおよびモデル実験から提案手法の有用性を検証する.
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和田 太一, 鈴木 晶也, 石川 貴一朗, 増田 宏
p.
75-76
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
固定式レーザスキャナによる屋内生産設備の点群計測は,熟練した作業員が行う必要があるため,多頻度での計測は難しい.そこで本研究では,レーザスキャナを搭載した自律移動ロボットによって,点群を自動計測するためのシステムについて考える.本稿では,開発した移動計測ロボットのシステム構成とその評価について示す.また,ロボットが安全に移動して計測を行うための経路計画の算出手法についても論じる.
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葭内 郁, 篠崎 有希, 増田 宏
p.
77-78
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
送電鉄塔の部材交換では,鋼材寸法とボルト位置の計測が必要である.本研究では,地上から計測された高密度点群を用いて,これらを算出する手法を考える.鋼材寸法の算出では,距離に応じて点群の疎密やばらつきが大きく異なるために,適応的な閾値設定と境界評価が必要となる.また,ボルト位置については,部分的な点群から正確な中心位置を算出する手法が必要である.本研究では,これらの問題に対応可能な手法を提案する.
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共平面と等間隔を考慮したモデリング
髙橋 勇斗, 伊達 宏昭, 金井 理
p.
79-80
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
本研究は,レーザ計測点群からの平行・直交などの規則性を考慮した屋内環境の自動3Dモデリング手法の開発を目的とする.本研究ではこれまでに,天井面への点群投影とその輪郭線抽出に基づく,平行・直交を考慮した屋内環境の自動モデリング手法を提案してきた.本報では,共平面と等間隔の2つの規則性を新たに導入したモデリング手法を提案し,実屋内環境の計測点群への適用を通してその有用性を検証する.
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松本 裕稀, 森 悠真, 増田 宏
p.
81-82
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
フリー
MMSで取得した点群からのガードレールの抽出は,車道と歩道を分離するために重要である.しかし,地域によって様々な形状のガードレールが存在するという問題がある.我々は,これまでに,点群と画像を用いた機械学習によって,点群から多様なデザインのガードレールを抽出できることを示した.本研究では,抽出された様々なデザインのガードレールの3Dモデルを自動生成する手法について考える.
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スキャンラインに基づく点群セグメンテーション
本間 亮平, 伊達 宏昭, 金井 理
p.
83-84
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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MMS取得点群は,道路構造物や道路付属物の位置や形状といった道路空間情報の抽出に用いられる.道路空間情報の抽出には,地面,縁石,植生や柱状物等の地物ごとの点集合へ分割する点群セグメンテーションが必要となる.本研究では,地物によって分布傾向の異なる点群をスキャンラインに沿った空間距離に基づいて解析することにより,複雑な道路空間の点群に適用可能であり,点密度差に頑健なセグメンテーション手法を提案する.
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田島 晃太, 森 悠真, 増田 宏
p.
85-86
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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移動計測データを用いた線状物体の検出は,自動運転の3次元地図作成やインフラの管理に有用である.点群を連結して電線を検出する手法は,これまでにいくつか提案されてきた.しかし,移動計測で得られる線状物体の点群は欠落が多く,正しい接続関係の検出が困難であるという問題があった.本報では,前報で推定したカメラ画像上での線状物体の接続関係を用いて,欠落していると考えられる点群を補間する手法を検討する.
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高さの非一様性を考慮した建物LODモデル生成
金山 拓也, 伊達 宏昭, 金井 理
p.
87-88
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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本研究は,MMS計測点群からの建物3Dモデルの自動生成を目的とする.前報では,建物占有領域を利用した高精度な建物セグメンテーション手法の提案ならびに建物LODモデル生成への応用を行った.本報告では,既提案法で困難であった低層部のモデル化手法,ならびに,建物形状の再現性がより高いLODモデル生成のための,高さの非一様性を考慮した建物LODモデル手法を提案する.
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阿久津 啓, 森谷 亮太, 金井 理, 伊達 宏昭
p.
89-90
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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多数の画像から3次元モデルを自動で再構成できるSfM-MVSの技術は,近年,様々な分野での3次元計測に利用されている.しかし,単一色で塗装された壁や床のような低テクスチャ表面をMVS(Multi-view Stereo)で再構成しようとしても,ステレオマッチングが良好に行えず,再構成が失敗したり,生成されたモデルの精度が著しく劣化する場合が多い.そこで本研究では,画像の多重撮影によるノイズ除去と一様分布を仮定した輝度の標準化処理によるヒストグラム均一化を組合わせ,MVSによる低テクスチャ表面を対象とした再構成処理の頑健性と精度の向上を図る一手法を提案し,その効果を検証した.
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小野 善将, 辻 聡, 野口 栄実, 安部 淳一
p.
91-92
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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建物の増改築や地形変動の把握等に、3次元点群の差分処理技術が広く利用されており、通常ICPによる点群同士の位置合わせ後に差分計算を行う。測定対象が複雑な構造物を含む場合、局所的な構造物に対してICPが収束することが多く正確な位置合わせは困難であるため、差分処理後に対象の変化以外の点群が含まれる。本講演では、差分処理における位置合わせの誤差で残存する点群を排除し、対象の変化を明確に抽出する手法を提案する。
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2次元損傷図から3次元変状情報の生成方法の提案
土田 諒, 田中 文基, 小野里 雅彦, 羽田 芳朗, 中尾 学, 小林 弘樹, 長谷川 英司, 菅原 登志也, 大山 高輝
p.
93-94
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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近年,橋梁などの土木構造物の維持管理に対してICT技術を用いて効率化する動きが盛んである.本研究では,BIM国際標準を拡張した橋梁維持管理情報モデルを提案し,点検現場で使用するためにweb配信するシステムを開発する.本報では, 2次元損傷図から抽出された変状情報を3次元橋梁モデルに蓄積させるため,損傷図中の幾何要素と橋梁モデルの幾何要素とのマッチングを用いた,3次元変状情報生成方法を提案する.
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江藤 信輔, 松本 裕稀, 緑川 佳孝, 増田 宏
p.
95-96
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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林業において,樹木の形質と遺伝子の対応関係を特定するためには,樹木形状に関する大量のデータが必要となる.効率的に樹木の形質データを取得するためには,レーサスキャナによる大規模点群を用いた手法が有効である.本稿では,点群から樹木と枝に関する様々な形質データが算出できることを示し,それらの精度について評価を行う.評価においては,樹木を伐採して手計測して得られた形質データを取得し,それらとの比較を行う.
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山田 崇恭, 近藤 継男
p.
97-98
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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本研究では,著者らが提案している偏微分方程式による幾何学的特徴量抽出法における定式化において,その物理的意味について考察する.最初に,弱形式や母関数による表現などの様々な等価モデルを導出する.次に関連する物理モデルを列挙し,その類似性について考察する.
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吉澤 信, 宮川 雄, 横田 秀夫
p.
99-100
発行日: 2019/03/01
公開日: 2019/09/04
会議録・要旨集
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本研究では外れ値を多く含む点群に対して,平面を堅牢に推定する新しい計算法を提案する.提案法はロバスト回帰の確率的サンプリング技術を幾何中央値共分散行列(MCM)の計算へ適応する独自の方式に基づく.幅広く用いられているRANSAC,LMedS,LTSや既存のMCM計算法と比べて,数値的により精度が高い平面推定結果を得ている.
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