精密工学会学術講演会講演論文集
2019年度精密工学会春季大会
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多重撮影とヒストグラム均一化による低テクスチャ物体のSfM-MVS再構成処理の頑健性と精度向上
*阿久津 啓森谷 亮太金井 理伊達 宏昭
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p. 89-90

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抄録

多数の画像から3次元モデルを自動で再構成できるSfM-MVSの技術は,近年,様々な分野での3次元計測に利用されている.しかし,単一色で塗装された壁や床のような低テクスチャ表面をMVS(Multi-view Stereo)で再構成しようとしても,ステレオマッチングが良好に行えず,再構成が失敗したり,生成されたモデルの精度が著しく劣化する場合が多い.そこで本研究では,画像の多重撮影によるノイズ除去と一様分布を仮定した輝度の標準化処理によるヒストグラム均一化を組合わせ,MVSによる低テクスチャ表面を対象とした再構成処理の頑健性と精度の向上を図る一手法を提案し,その効果を検証した.

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© 2019 公益社団法人 精密工学会
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