精密工学会学術講演会講演論文集
2022年度精密工学会秋季大会
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グリオキシル酸Ni錯体インクにおけるフェムト秒レーザ還元析出の過渡現象観測
*菅原 隆世山本 和輝大石 知司溝尻 瑞枝
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p. 406-407

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抄録

近赤外フェムト秒レーザ光熱還元が誘起するグリオキシル酸Ni錯体インクからのNi析出過渡現象をポンプ・プローブ法により観測した.石英ガラス基板上に塗布したインク薄膜にポンプ光を集光走査し,最大遅延時間である600psの透過率とパターン描画後のプローブ光の透過率を測定した.走査速度1mm/sでは,照射後600psまでに現象が終了しておらず,8mm/sでは現象が終了していることが明らかとなった.

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