精密工学会学術講演会講演論文集
2022年度精密工学会春季大会
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デュアルプローブ型パッシブ近接場計測の基礎検証
*長井 紀樹佐久間 涼子中島 瞳林 冠延木村 文信梶原 優介
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p. 182-183

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抄録

パッシブ型近接場顕微鏡は,金属の探針で物質表面の熱励起エバネッセント波を散乱させて検出することで,温度分布のナノスケール分解能計測が可能である.近年,ナノデバイスの低電力化実現のため,局所温度分布や局所熱伝導解析技術などが求められているが,その実現には2本の探針での同時エバネッセント波計測が必要である.本報では局所熱伝導計測に向けて2本の探針で,近接場信号の2点同時測定・分析を行ったため報告する.

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© 2022 公益社団法人 精密工学会
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