精密工学会学術講演会講演論文集
2022年度精密工学会春季大会
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偏光量子もつれ光子対を用いた非走査型位相シフト干渉計(第一報)
偏光変調を用いた位相シフトの検討
*家中 乾大水谷 康弘上野原 努高谷 裕浩
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p. 315-316

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抄録

位相シフト干渉計では,光路長変化のために機械駆動が用いられている.駆動精度は可視光波長の1%程度であり,計測へ用いる際に高精度化の障害となる.そこで,偏光量子もつれ光子対を用いた位相シフト方法を提案する.偏光量子もつれ光子対の一方を干渉計に,もう一方を偏光変調光学系に入射すると,偏光変調によって参照光の位相をシフトできる.本報では,偏光変調で得られた干渉縞の評価を行なった.

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© 2022 公益社団法人 精密工学会
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