赤外線ヒータを用いたCFRTPシートの加熱・冷却ハイブリッド射出成形法の開発（第3報）

近赤外線ヒータの適用

抄録

CFRTPシートの加熱・冷却ハイブリッド射出成形では、大規模な設備が必要となり、成形現象の実験解析が困難であった。著者らは、遠赤外線ヒータによる加熱・冷却射出成形法を応用して、CFRTPシートと金型を同時に加熱できる加熱・冷却ハイブリッド射出成形金型を設計・製作し、成形条件が成形品外観に及ぼす影響を検討してきた。本報告では、金属に対する赤外線吸収率が高い近赤外線ヒータを新たに導入し、その効果を明らかにした。