精密工学会学術講演会講演論文集
2022年度精密工学会春季大会
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駆動系のインプロセス多点温度計測に基づく高精度かつロバストな工作機械の熱変位推定
*田中 峻木崎 通冨田 健一辻村 真治小林 久志杉田 直彦
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p. 552-553

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抄録

工作機械の誤差要因は熱変位が7割を占める.センシング技術の向上により,構造体の多点温度データに基づく熱変位のロバストな推定が可能となった.しかし,回転駆動部はデータ転送,電力供給が困難のため,直接温度計測されていない.本研究では,無線式の多点温度計測システムを開発し,ボールねじ温度を実測した.ボールねじ25点の温度データを追加した結果,構造体277点のみと比較して,熱変位推定精度が向上した.

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© 2022 公益社団法人 精密工学会
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