精密工学会学術講演会講演論文集
2022年度精密工学会春季大会
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NC移動テーブルの摩擦力補償による反転動作の向上に関する研究
*野村 康人林 晃生森本 喜隆
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p. 556-557

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抄録

NC工作機械の送り駆動系では,円運動を行うと速度反転時に象限突起と呼ばれる突起状の運動誤差が生じることが知られている.この運動誤差は工作機械の加工精度を低下させる原因となり,改善の必要がある.したがって,本研究ではNC移動テーブルの動作特性に基づき,速度反転時の速度指令部に摩擦力補償を行うことで反転動作の向上を目指す.さらに,特定の範囲の指令値にも適応可能な摩擦力補償法を考案し,有効性を検証する.

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© 2022 公益社団法人 精密工学会
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