主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2024年度精密工学会春季大会
開催地: 東京大学
開催日: 2024/03/12 - 2024/03/14
p. 717-718
グラファイト(HOPG)の表面は2次元対称性を有し、走査型トンネル顕微鏡(STM)を用いて246pmの格子間隔が観察可能である。本研究ではSTMの探針にディザ円変調運動とラスター走査を組み合わせ、HOPGの原子像を得る。その後、ディザ円上の任意の6点データから原子像を結晶配列に分離し、他の6点からも結晶配列を分離する。これを多数回数行い、結晶配列を加算平均し信号雑音比が向上するか試みる。