作業療法の実践と科学
Online ISSN : 2433-8451
Print ISSN : 2434-5806
がん終末期における作業療法実践の特徴 -事例報告登録システムデータによる分析-
岩本 記一 , 金丸 泰子, 野知 有郁子, 三村 啓人, 木下 輝
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キーワード: がん, 終末期, 作業療法
ジャーナル オープンアクセス

2026 年 8 巻 3 号 p. 48-57

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抄録
本研究は,日本作業療法士協会の事例報告登録システムに登録された事例を用い,がん終末期における作業療法実践の支援構造を明らかにすることを目的とした.終末期がん患者54事例を対象に後方視的記述研究を行い,評価・介入方針・介入効果を国際生活機能分類(ICF)に基づき分類し,実践内容を作業活動の種類別に整理した.その結果,評価では心身機能・身体構造に焦点が当てられる一方,介入は参加,環境因子,個人因子へと拡張していた.がん終末期における作業療法は,残存機能を基盤として意味のある作業への従事支援や生活環境の調整,家族への支援を通して,生活全体を支える実践であることが示唆された.
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© 2026 公益社団法人北海道作業療法士会
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