抄録
【目的】本研究は,バットスウィングにおける生理的運動強度を提示することによって,生活習慣病予防のための身体活動の一助として資することを目的とした。【方法】対象は,健常男子大学生10名とし,自覚的運動強度(RPE)11,13,15に基づく3種類の運動負荷によるバットスウィングを3秒1回,連続3分間,計60回実施した。生理的運動強度は代謝当量(METs)と予測的最大心拍数による運動強度(%HRR)を算出した。統計学的解析は3種類の運動負荷におけるMETs値,%HHRを一元配置分散分析と多重比較法にて比較した。【結果】RPE11,13,15のMETs値と%HRRは4.0±0.4 METs,48.3±2.4%,5.8±0.6 METs,56.8±2.6%,7.3±0.8 METs,67.9±4.5%であり,一元配置分散分析および多重比較法の結果,各群間および3群全ての間に有意差を認めた。【結論】RPE11と13においては,3秒1回のバットスウィング動作は3 METs以上6 METs未満の運動強度となることから,本研究における運動課題は,生活習慣予防のため身体活動の一助として利用可能と考える。