理学療法 - 臨床・研究・教育
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理学療法における症例報告の意義と査読におけるポイント
村田 健児
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キーワード: 症例報告, 査読, 理学療法
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2021 年 28 巻 1 号 p. 89-92

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抄録

症例報告は,古くから存在する医学分野の報告形式であり,理学療法分野においても医学研究の一環としての日頃の臨床現場から得られた新しい知見を普及させるための手段の一つである。報告内容の目的は,症例の経過から得られる客観的データから臨床的問題を定義し,今まで分かっていなかった情報を論理的に提示し,後世の治療に役立てることである。1件の症例報告でも蓄積された患者情報は将来強いエビデンスとなるかもしれない。本稿は理学療法における症例報告の役割と投稿方法や査読のポイントについて紹介する。

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© 2021 社団法人 埼玉県理学療法士会
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