日本糖尿病理学療法学雑誌
Online ISSN : 2436-6544
訂正論文
理学療法管理学からみる訪問リハビリテーションの課題 合併症としての糖尿病をどのように考慮すべきか
野村 卓生井垣 誠山野 薫大津 孝浩
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 2 巻 Supplement 号 p. 15-24

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抄録

【はじめに】訪問リハビリテーションにおける糖尿病を合併した事例を供覧し,理学療法を実施する上での課 題や問題を理学療法管理学の観点から分析して考察した. 【理学療法管理学の定義】本論文では,理学療法管理学とは,「適切な理学療法サービスを効率よく安全に提 供するための管理(マネジメント)を研究する学問領域」と定義した.理学療法管理学の観点として,多職種連携管理,リスク管理,感染症管理,業務管理,⑤教育管理の5 つの視点とした. 【結語】疾病構造の変化と共に,理学療法士が生活習慣病,なかでも国民病といっても過言ではない糖尿病を 有する者を担当する機会が今後も益々増加すると考えられる.地域包括ケアシステムの確立の上でも,糖尿病の治療法の一つである理学療法の知識と技術を多面的に“管理”する必要がある.

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© 2022 日本糖尿病理学療法学会
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