理学療法の基礎と臨床
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入谷式足底板を使用した理学療法介入により脳卒中後の歩行が安定した一症例
畑中 優一 斎藤 剛史佐藤 惇史
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2022 年 3 巻 p. 2-9

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抄録

 60歳代女性で左側被殻出血により歩行安定性が低下した症例に対し,フリーハンド歩行自立を目標に,入谷式足底板を使用した理学療法介入を行った.その結果,病棟内歩行はフリーハンドにて自立し,歩行時の立脚安定性が向上した.入谷式足底板を用いたことで,麻痺側クリアランスを保つことが可能となり,歩行不安定性が改善しフリーハンド歩行の獲得に繋がったと考える.

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© 2022 心身解析研究会
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