京都大学原子炉実験所 附属粒子線腫瘍学研究センター
京都大学原子炉実験所 放射線医学物理学研究分野
京都大学原子炉実験所 放射線安全管理工学研究分野
2012 年 61 巻 4 号 p. 209-222
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BNCTは腫瘍に集積した10B化合物と中性子の核反応による極短飛程,高LETのα粒子でがん細胞を選択性良く破壊する療法である。米国で始まった研究は我が国での基礎・臨床研究,特に1990年代の研究成果に支えられ21世紀に入って大きな飛躍を遂げつつある。対象腫瘍は悪性脳腫瘍,黒色腫から再発頭頸部腫瘍,多発肝臓癌,肺癌(悪性胸膜中皮腫)等へ広がり,研究炉に替わる加速器中性子源が世界に先駆けて我が国において開発された。
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