RADIOISOTOPES
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T4ラジオイムノアッセイ・キットの基礎的臨床的評価 (I)
T-4リアキット
分校 久志久田 欣一
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1976 年 25 巻 2 号 p. 76-81

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抄録

1抗体法によるT4-ラジオイムノアッセイ・キット (T-4リアキット) の基礎的, 臨床的評価を行なった。本法はTBG結合阻害剤にトリクロル酢酸ナトリウムを用いており, 0.05mlの血清にて直接T4の測定が可能である。TBG結合阻害剤の力価は5.1μg%であった。インキュベーション条件では度温が時間より大きく結果に影響したが, 実際の測定ではインキュベーション時間が1時間と短く, 時間的誤差がより重要と考えられた。また, 氷浴を要するため準備, 操作がやや煩雑であった。従来のCPBA法との相関はr=0.88612と良好であった。正常値は4.60~15.24μg%であった。再現性も平均9.9% (CV) と良好であったが, 回収率および希釈時の測定はあまり良好な結果が得られなかった。

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