RADIOISOTOPES
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医学利用のための18F-2-デオキシ-2-フルオロ-D-グルコース (18FDG) の合成
入江 俊章井戸 達雄福士 清岩田 錬魚路 益男玉手 和彦山崎 統四郎樫田 義彦
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1982 年 31 巻 1 号 p. 11-15

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抄録

放射化学的収率および純度, 比放射能, 品質を十分考慮して18F-標識2-デオキシ-2-フルオロ-D-グルコース (18FDG) の標識合成を行った。
トリアセチルグルカール (TAG) と18F2の反応物中に, 4つ以上の18F-副生成物が存在することが, 薄層クロマト・プレートのオートラジオグラフィによって確認された。この中の2つの18F-副生成物は, カラムクロマトグラフィによっても完全に分離することは不可能で, 溶出液を選択的に捕集することによって, 平均96.7%の放射化学的純度を有する最終18FDGが与えられた。
18FDGの滅菌, 等張化水溶液は, 合成終了時点で259~925MBq (7~25mCi) , 比放射能は照射終了時換算で629~851MBq (17~23mCi) /mg, 合成時間は3~3.5hrであった。この18FDG水溶液はバクテリア, パイロジェン (発熱性物質) はフリーであった。

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