2024 年 18 巻 2 号 p. 1-15
子育には正解があるわけではなく、いつの時代も大変だと感じる母親は多く、時にはそれを苦しい、辛いと感じることもある。それは子どもに「障害」のあるなしに関わらず同じである。 子どもが育つには大人との関わりがなくてはならないとされている。大人側は意図的に子どもに働きかけるが、子どもは無意識に必要とする働きかけを大人から引き出す力を持っており、自ら大人に関わりこれを引き出している。発達障害の子どもはこの「育つ力」が弱いため、関わりを持つ大人である特に母親は戸惑いや苦労が多くなることがある。 本検討は発達障害の息子の子育ての過程で、上手くストレスと向きあうことができずに、精神的な辛さを訴える36歳の女性を対象に、7 日間に 1 度のペースで合計 6 回アロマトリートメントを行い、KKスケール法を用いて QOL の変化を観察した。