パーキンソン病を発症した76歳の女性に対し、アロマセラピートリートメントを7日に1度のペースで10回行った。パーキンソン病は脳神経の疾患で、「神経変性疾患」に分類される。脳の黒質の神経細胞が減り、ドパミンが減少することにより発症する。黒質の変化の原因は現在明らかになっておらず、指定難病とされている。多くの場合は、中高年以降に発症し、日本ではやや女性の割合が高くなっている。本検討ではKKスケール法を用いてホリスティックな観点からQOLの変化を観察した。被験者は、手の震え、歩きにくさなど、パーキンソン病特有の症状に悩まされていた。結果として、手の震え、手に力が入らない、足裏の痺れ、歩きにくさなどの症状に改善傾向が見られた。アロマセラピートリートメントにより、日常の動作がしやすくなり、QOLが向上したことが示唆された。