鉄道工学シンポジウム論文集
Online ISSN : 2759-1492
鉄道工学シンポジウム論文集
論文 高頻度計測された列車動揺による夏季の温度上昇に伴う通り変位の予兆把握に関する基礎的研究
津田 悠人, 田中 博文
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2026 年 30 巻 1 号 p. 169-177

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抄録

 夏季のレール温度上昇に伴う通り変位増大の予兆を把握するために,一部の鉄道事業者では保線係員が高頻度に列車巡視を実施しているが,多くの要員を必要とするためにそssの省力化が求められている.本研究では,ある線区において夏季の気温上昇時に発生した動揺申告事象を対象に,当該路線を走行する営業車両に搭載した携帯情報端末により高頻度に計測された列車動揺とレール温度の閑係を分析し,温度影響による列車動揺の傾向を分析した.さらに,通り変位増加発生箇所と近傍の健全箇所のデータを比較することで,レール温度上昇時における列車動揺の傾向の違いを分析した.その結果,高頻度で取得される列車動揺の増加傾向やばらつきを評価することで,温度上昇時における動揺申告につながる通り変位増加の予兆把握につながる可能性が示唆された.

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