抄録
国の研究資金によって得られた成果については、国民に対し分かりやすく発信することが求められているが、そもそも研究によって得られた成果は、経済・産業に影響を与えるまで一定の時間を要するとともに、特に、公的研究資金配分機関においては、直接自ら研究開発は行わないため、その把握には多くのコストを要する。このような中、公的研究資金配分機関における成果・効果を、コストパフォーマンスを考慮しつつ、タイミングも含めて効率的に把握し、その結果を効果的に国民に発信していく方策について、NEDOにおける実例及び今後の方針も含めて考察を行った。