日本信頼性学会誌 信頼性
Online ISSN : 2424-2543
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言葉と主観を取り入れたシステムの信頼性解析(<特集>故障の診断・解析評価・予測)
鬼沢 武久
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1996 年 18 巻 2 号 p. 99-109

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抄録
本論文ではまず、ファジィ理論の立場からシステムの信頼性解析における確率論的手法を眺める。その結果、確率論的手法でも専門家の主観が重要な役割を果たしていること、システムの状態を2値的に考えるよりはファジィ的に考えた方が適切であることが述べられている。次ぎにシステムの信頼性解析にファジィ理論を応用する手法のうち、フォールトツリー解析に専門家の主観をそのまま取り入れることと我々が日常使っている言葉を利用することに主眼をおいた手法について述べられている。
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© 1996 日本信頼性学会
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