日本信頼性学会誌 信頼性
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高パフォーマビリティ情報システムの構築に関する研究(第11回信頼性シンポジウムREAJ)
木村 光範益田 昭彦鈴木 和幸
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1998 年 20 巻 8 号 p. 568-571

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抄録
ますます大規模・複雑化のすすむ情報ネットワーク技術を用い、いかにして、さまざまな場所で随時発生するデータを迅速に分析し利用するのかを体系的に考察するのが本研究の主目的である。そのために、まず第一に情報ネットワークの「パフォーマビリティ」解析を行う方法について、具体的なネットワークトポロジー(ネットワーク構造)と、データフロー(データの流れ)を考慮しつつモデル化を、考察を行った。ここで「パフォーマビリティ」(performability)とは、performance(性能)と、reliability(信頼性)を組みあわせて考える指標であり、システムの一部分あるいは全部が故障した場合を含めて性能を考えた指標であるといえる。第二に、パフォーマビリティ解析の結果をリアルタイムに利用し、最適なネットワークを構成する方法について考察を行った。これにより、企業経営を、より迅速化することができるようになる。
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© 1998 日本信頼性学会
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