日本信頼性学会誌 信頼性
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モニタリングシステムの最適構成 : Monotone Policyの必要十分条件について(第11回信頼性シンポジウムREAJ)
昼間 明男鈴木 和幸
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1998 年 20 巻 8 号 p. 572-575

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抄録
システムが巨大化し、複雑になればなる程、システムの状態が正常か異常かの判断は難しくなる。このとき、システムの状態の情報を与えるモニターを利用する状態監視保全が有用となる。しかしモニターがシステムの正確な状態を表すとは限らない。本研究はシステムの内部状態数をNとし、状態数mのモニターからなるモニタリングシステムを扱う。その上でモニターの状態に基づきK通りのアクションを行なう保全方策を考え、このとき最適保全方策がMonotone Policyで与えられるための必要十分条件がΓ^<s>∈TP2により与えられることを示す。
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© 1998 日本信頼性学会
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