日本信頼性学会誌 信頼性
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4-3 状態監視保全におけるMonotone Policyに関する一考察(セッション4「安全性・リスク」,第14回信頼性シンポジウム報文集)
松本 琢也鈴木 和幸
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2001 年 23 巻 7 号 p. 745-748

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抄録
巨大化、複雑化したシステムでは内部状態を直接把握することが難しいため、モニターを用いた状態監視型の保全が有効となる。しかしモニターはシステムの内部状態を常に正確に表すとは限らず誤報や欠報を引き起こすおそれがある。本研究ではシステムの内部状態数、モニターの出力信号を任意の離散値とし、システムの内部状態に伴うモニターの出力信号が確率的な行列で与えられるモニタリングシステムを扱う。このときモニターの出力信号に基づき任意の数のアクションで構成される保全方策を考え、最適な保全方策がMonotone Policyで与えられるための必要十分条件に関する考察を行う。
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© 2001 日本信頼性学会
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