2001 年 23 巻 7 号 p. 749-752
サービスをバリュー(基本、付帯、および付加価値サービス)と時間フェーズによって分類し、二次元マトリックスで表記したサービスカテゴリーマップ(SCM)を用いてサービスシステム全体の特徴を一元的に把握することを検討する。SCMはさらに人の行動/動作条件を分類するアクション影響マップと、物理的・心理的環境条件を分類する環境解析マップを作成することにより、サービスの潜在的不具合や意図しない中断・終了の要因を抽出する。これにより、人・環境・人の三要素FMEAを用いてサービスの信頼性解析を行う際の見通しを良くし、また解析工数を削除することができる。