2010 年 32 巻 6 号 p. 446-447
この2月にWorking Draft ISO55000 Asset Managementが提出され各国関連TCに最初のレビューとして配布された.ここでは単なる原価償却を伴う固定資産管理のみを意味しない.組織の目的に適う総ての資産を指す.アセットとそのシステムは当然特性としてディペンダビリティ特性とそれに因るライフサイクルコストを内在する.これらは正に,ディペンダビリティ技術及びディペンダビリティ マネジメント システム(Dependability Management System:DMS)の導入と支援なくては成り立たない.ここでは,DMSの新しい展開の可能性について,われわれの新たな課題としてとらえ吟味する.なお,国際規格として成立する可能性は多くの困難を伴うのでここでは議論の対象から外す.