環境経済・政策研究
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研究展望
デポジット制度の環境経済・政策学の現状と課題
沼田 大輔
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2018 年 11 巻 1 号 p. 39-49

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抄録

本稿は,2017年3月に行われた植田和弘教授の退職記念公開シンポジウムにおける筆者の報告内容をもとに,植田教授のデポジット制度に関する言及を踏まえた上で,デポジット制度についての研究の現状と課題を,環境経済・政策学,特にインセンティブの観点から主体別に論じたものである.消費者については,購入時・返却時における様々なアプローチによる定量的な研究がある.生産者については,制度運営主体の負担緩和の観点を中心に,デポジット制度と飲料容器税を合わせたポリシーミックスで捉えることの有用性などを述べている.行政については,供給者サイドや回収拠点のモニタリングの検討などを提起している.

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© 2018 環境経済・政策学会
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