都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
2004年中越地震後の集団移転とその課題
新潟県長岡市(旧川口町)小高集落の事例
安部 美和
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2013 年 11 巻 4 号 p. 184-187

詳細
抄録

2004年10月23日に発生した新潟県中越地震によって集団移転を行った新潟県北魚沼郡川口町(現長岡市)小高集落を対象に、住民、移転前の近隣集落の住民を対象に聞き取り調査を行った。人々や集落が、集団移転による居住地の変化に対応していく過程とそこから見出された課題について考察することを目的とした。その結果、場所は変わっても地域の祭りや薬師堂、運動会の存続とともに、場所が移動することにより集落が消滅するのではなく、場所が変わっても同じ集落であり続けるとはどういうことかということを振り返っている。

著者関連情報
© (c) 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top