都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
買い物行動・サービス利用のサイバー空間移行特性に関するレトロスペクティブ調査
肥後 洋平山室 寛明谷口 守
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2013 年 12 巻 1 号 p. 1-6

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抄録

インターネットの普及・発展に伴い、買い物行動・サービス利用のサイバー空間への移行が進んでいる。それは結果的に実空間にも影響を及ぼすが、その全体像を的確に評価するには、過去からの推移を累積的に把握する必要がある。本稿では過去の想起に基づくレトロスペクティブ調査を実施することで、その影響特性を総計として明らかにした。調査の結果、書籍購入は既存中心市街地から移行が進んだのに対し、衣服購入ではむしろ郊外ショッピングセンターからの移行が多いことが示された。また、サービスの中でも銀行や保険等が、移行数の多い分野であることなどが明らかとなった。

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