2014 年 13 巻 2 号 p. 68-73
近年、環境負荷の低減、社会資本の効率的投資、都市の活性化などの観点から集約型都市への転換が叫ばれている。しかし、現状のまま集約型都市への移行を図る場合、どのような課題があるのかについて明確に示されているとはいえない。本研究は、過去の人口増加から一転し、人口減少の推移を辿りはじめた地方都市、なかでも人口減少の進度が速い中小都市の計画的対応を念頭に、従来行われてきた研究内容等を文献調査により整理することにより、今後の地方都市における計画課題の検討材料に資することを目的としている。