2014 年 13 巻 2 号 p. 64-67
都市計画法第34条第11号条例により、市街化区域外周での開発が促進された一方、市街化区域内での開発は停滞した。本研究では、データを入手しやすい、オープンデータの「国土数値情報:土地利用細分メッシュデータ」を用いて開発地を抽出した。このデータは土地利用を100mメッシュ単位で示している。水戸市では、1997~2009年の間に2,654メッシュが建物用地に変化した。そのうち市街化区域内のものは40%に留まり、33%は同条例によって開発許可されている。この影響で、市街化区域内のニュータウン開発が停滞して、デベロッパーの経営破綻を引き起こした。