都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
コミュニティカフェの継続に必要な条件についての一考察
横浜市・川崎市のコミュニティカフェを事例として
今瀬 和哉松行 美帆子
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2015 年 13 巻 4 号 p. 151-155

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抄録

近年、住民主体の地域活動の拠点としてコミュニティカフェが注目されている。しかし、そのようなコミュニティカフェは継続が困難である。そこで、本研究の目的は、コミュニティカフェの運営が継続するために必要な条件は何かを考察することである。研究対象は神奈川県横浜市・川崎市のコミュニティカフェであり、そのコミュニティカフェのオーナーとスタッフに対してヒアリング調査、利用客に対してアンケート調査を行った。その結果、コミュニティカフェの運営の継続に必要な条件として以下の3点が明らかになった。(1)スタッフが目的を理解し、共感し、楽しさを感じながら活動すること、(2)飲食業以外で継続した固定収入を得られる事業計画を立てること、(3)無理をしない身の丈に合った運営をすること<

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