都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」を用いた観光振興の可能性に関する研究
横須賀市を事例として
山田 浩義志摩 憲寿
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2016 年 14 巻 4 号 p. 355-358

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抄録

携帯電話を活用した新たな観光振興の可能性への着目が集まっており、実際、岩手県や横須賀市などでは位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」を用いた取り組みが進められている。本研究は、横須賀市を事例として、観光者のアクションに着目しつつ、Ingressを用いた観光振興の可能性を検討することを目的とするものであり、横須賀市におけるIngressを用いた観光振興の取り組みを整理し、横須賀市によって作成されたIngressのミッション達成者数とその空間的広がりを分析した。本研究を通じて、横須賀市公式ミッションの達成者数は増加しており、そして、彼らによって作成されたミッションが新たな観光地を見出していることが明らかになるなど、Ingressを用いた観光振興に対して積極的な結論を得た。

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© (c) 日本都市計画学会
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