都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
世界遺産登録直後の富士山五合目の来訪者の意識調査
地域資源の活用に向けた現状把握
菊池 佐智子山本 清龍本郷 哲郎
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2016 年 15 巻 1 号 p. 40-45

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抄録

観光振興のためには、地域固有の観光資源を活用した魅力ある観光地づくりが不可欠である。こうした観光資源として、ユネスコの世界遺産に登録された富士山に着目した。その結果、以下のことが示された。1) 彼らは,富士山の世界文化遺産登録は知っていたが今回の旅行の来訪理由ではないこと,富士山の世界文化遺産登録は知っていて,その「『文化』と『自然』には非常に関係がある」と理解していた。2) しかし,「富士山の『文化』と『自然』には非常に関係がある」と理解しているものの,それら文化や自然に対する興味関心の有無や程度,解説ツアーへの参加意向は低いことが示された。

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