2017 年 15 巻 4 号 p. 201-207
本研究では在住外国人の災害に対する知識や災害対策を明らかにするために、横浜国立大学の留学生と日本人学生を対象に、アンケート調査を行った。地震対策については、留学生の方が日本人学生よりも対策を行っているが、大きな差はなかったが、地震発生時における適切な行動に関する知識について優位な差が見られた。留学生の属性に関する違いでは、年齢が高い学生、大きな地震の経験のない留学生が対策をしていなく、地震発生時の適切な行動に関する知識も少ないことが明らかになった。