都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
地域コミュニティ関与による空き家除却跡地マネジメントに関する調査研究
吉武 俊一郎高見沢 実
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2017 年 15 巻 4 号 p. 299-302

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抄録

この研究の目的は、空き家除却跡地の適正管理による、良好な住環境を形成するための、市町村による施策フレームを検討することである。これは空き家特措法が成立した、都市縮減時代のわが国での喫緊の課題である、本研究では、住環境問題に当事者として主体的・総合的に取り組む地域コミュニティ組織である、自治会の関与に着目し、全国事例を収集・分析した。先進的な市町村施策の中には、地域コミュニティ組織の関与で、空き家除却と跡地整備・管理を行ったところがある。市町村と地域コミュニティ、空き地所有者の協働による、空き家除却と跡地整備・管理を進めることで、縮減市街地における人口の低密度化の中で、良好な住環境形成の可能性が生まれる。

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© (c) 日本都市計画学会
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