2017 年 16 巻 3 号 p. 264-267
本稿では、国内宿泊・日帰り旅行における男女別、消費項目別の消費状況について分析を行った。その結果、以下の特徴が見受けられた。1つ目は、消費額に関しては、宿泊・日帰り旅行の双方において、総額として、女性が男性より多く、とりわけ、土産・買物代の分野で女性がより多く支出していることがわかった。2つ目として、1人当たりの消費額では、宿泊・日帰り旅行の双方において、男性が女性を上回っており、土産・買物代の領域以外の全ての消費項目で男性の方が高い傾向があることがわかった。3つ目は、消費割合の男女比較において、宿泊・日帰り旅行の双方ともに全ての消費項目で類似した特性があることがわかった。