住宅地内の生活道路での滞留を可能とするためには、道路全面を利用して遊ぶことを許容する交通規制としてのボンエルフの導入が必要である。ボンエルフの日本での導入を目指して、ボンエルフ指定のできる道を地域内で絞るための、生活道路の総合的な計画が必要である。生活道路マスタープランとして策定することを試みた。生活道路を、主要生活道路、住民道路、交流道路に4分類、私道を前庭通路という分類で整理する試みを雑司が谷で行い、生活道路マスタープランを模擬的に作成し住民からの評価を得た。このような分類とその分類に基づく道の指定が、住民から受け入れられることを確かめた。