2021 年 20 巻 2 号 p. 277-283
本論文は、地域計画プロセスに関するラフなアイデアを具体化するために、市民指向のデジタルデザイン地域計画ツールの最初のプロトタイプを示している。このツールは、カスタマイズ機能として将来の都市形態を予測するために定義された、ウェブベースの市民参加型プラットフォームの都市計画作業支援ツールの一部を構成している。地域計画の作業は、ゾーニング、自動配置、コストと効果の計算、3Dモデル生成の4つのアクションに分かれており、地域計画のプロセスを加速し、単純化するために、地域管理者の都市計画の動きを計算に基づいたパターンにコード化することを試みている。本稿では、静岡県裾野市でのケーススタディをもとに、プロトタイプの実装について説明する。