都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
わが国における地域団体による景観マネジメントの現状と岡崎市藤川宿を事例とした景観マネジメントの展開プロセスに関する研究
高木 悠里嘉名 光市
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2021 年 20 巻 3 号 p. 306-312

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抄録

本研究では、地域における様々な主体が地域の景観をマネジメントする取組を「景観マネジメント」と定義し、全国アンケートを通じて、地域団体による景観マネジメントの現状を把握・分析した。景観マネジメントを分析するためのアンケートの枠組みとして、「景観形成ルールの策定・運用」、「景観形成事業」、「公共施設・公共空間の整備等」、「空家・空店舗、空地対策」、「イベント等による賑わい創出」、「農地や田園風景の保全」、「祭礼や伝統行事の継承」の項目を定めて分析した。次にケーススタディとして、愛知県岡崎市の「藤川宿」を抽出した。藤川宿は歴史的な町並みを有する地方都市であり、地域団体によって様々な景観マネジメント活動が行われている。藤川宿の地域団体及び行政へのヒアリング調査を通じて、景観マネジメントの展開プロセスを分析した。

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© (c) 日本都市計画学会
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