都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
都市公園における利用者の滞留空間の選択に関する研究
猿江恩賜公園の二つの芝生広場を例に
竹内 智子池田 龍仁高橋 和敬上杉 哲郎
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2022 年 21 巻 1 号 p. 47-50

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抄録

猿江恩賜公園内の2つの芝生広場における利用者の滞留行動を観察調査し、アンケート調査や聞き取り調査を行った結果、以下のことが明らかになった。まず、人々の滞留行動は、芝生広場の樹木の樹冠やその境界線に集中する傾向があり、特に秋には樹冠の下の日陰で過ごす人が多いことがわかった。レジャーシートや可動式椅子はレンタル需要が高く、固定ベンチよりも公園利用者自身が快適な場所を選び、滞留行動を促す効果があると考えられる 。また、公園内の飲食施設に対する需要も高い傾向にあった。

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© (c) 日本都市計画学会
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