COVID-19の世界的な流行によって、人々の行動・生活は制限を余儀なくされた。人と人との接触が最低限に抑えられ、外遊びを取り巻く環境も大きく変化した。本研究では、パンデミックが外遊びに与えた影響を明らかにすることを目的として、遊び方、遊ぶ場所の変化を都心と郊外に分けて調査した。その結果、COVID-19の流行中には都心・郊外ともに活発な遊び方が減少し、その場で行える遊び方が選ばれる様になったことがわかった。また、公園で遊ぶ割合が減少し、道路が増加する傾向にあった。活発な遊びが減少していることからも、道路などの近所の人のみが集まる小規模な場所で遊ぶように変化した可能性が考えられる。