2023 年 22 巻 1 号 p. 41-44
自動車に依存しない歩行者中心のまちづくりが重要視されている。その実現のためには、自動車に代わる移動手段の利便性を向上させることが重要である。そこで本研究では、代替交通手段の利便性向上に寄与すると見込まれるパーソナルモビリティである電動キックボード及び電動アシスト自転車に焦点をあて、両モビリティの試乗体験と試乗前後のアンケート調査を実施した。その結果、両モビリティには共通点がある一方、需要には違いがあることが判明した。両モビリティの一層の普及には、道路整備やシェアリングサービス、道路交通関係法規制の改正が効果的と考えられる。