都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
全国の花街における内部組織の構成と外部組織との連携
田中 裕利子宮島 悠夏久保 有朋岡崎 篤行栗原 優佳
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キーワード: 花街, 芸妓, 料亭, 茶屋, 置屋, 組織
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2024 年 23 巻 2 号 p. 242-

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抄録

花街は日本の伝統文化を包括的に継承する貴重な歓楽空間である。近年では、花街の再生や、芸妓を育成する新たなシステムが一部の花街で見られ、経済界や行政、市民団体等による幅広い支援も各地で見られる。そこで、本研究では全国の現役花街を対象として、花街における組織構成並びに関係組織との連携状況を明らかにする。主な結果は以下の通りである。1)現役花街は63地区確認できた。2)現役花街のうち、花街内部組織がある花街は約6割であり、ほとんどは芸妓組合のみであった。3)花街外部組織が確認できた花街は現役花街の約7割であった。さらに、現役花街のうち約2割ではまちづくり団体の活動が確認できた。

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© 日本都市計画学会
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