都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
第二次大戦後の日本の政府系機関における都市基盤整備の計画
日本における社会基盤整備計画の理念の確立とその実現化に関する一考察
森 忠彦
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2005 年 3 巻 4 号 p. 98-101

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抄録

21世紀を迎え、20世紀の負の遺産、不動産の再活性化を中心とした金融再生、小さな政府を目指した構造改革に重点を置いた経済再生、住宅建設の見直しと都市機能の新しい基盤整備を進める都市再生等に、官主導の計画の立案、実行が着々と進められている。 本文では、将来の都市基盤整備計画のあり方を検討するための第一ステップとして、過去の都市基盤整備計画に従事してきた公団の組織の変遷と社会の変化について紹介した。その手法として、1950年代から 10年毎に区切ることにより、その時代の社会状況、公団の組織の形態、都市基盤整備の内容を明確にすることを試み社会の変化と都市基盤整備計画の内容との関係を把握することができた。

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