都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
商店街におけるファサード型屋外広告物の実態に関する研究
横浜市元町・伊勢佐木町・馬車道商店街を事例として
本間 秀晃吉田 睦室田 昌子
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2009 年 7 巻 4 号 p. 104-107

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抄録

本研究では、店舗正面に設置されている屋外広告物を「ファサード型屋外広告物」として対象とし、屋外広告物に関する条例と各商店街の協定を把握し、色彩と大きさについての現状を把握した上で、現状の屋外広告物に関系するルールをもとに今後の課題を検討する。元町は、高彩度の使用や面積の大きい広告物が少ない。金・銀・N系が多い。伊勢佐木町は彩度が高く、面積の大きいものが多く高彩度同士の組み合わせが多い。馬車道は、R系~Y系の色の使用が多い。商店街のイメージと広告物は関係していると考える。現在のルールには、面積を考慮した色相別の彩度の規定や、さらにその組み合わせに関する規定はないが、商店街における屋外広告物の重要性を考えると、このような規制を有効と考える。

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