2009 年 8 巻 2 号 p. 119-124
街並み景観の整備では、いかに都市の個性や独自性を創っていくかが重要な課題となっている。既往の景観計画では、素材や工法を特定した基準内容が見られるが、依然歴史的地域に限られており、本事例では、一般的な市街地における事例を通して地区の個性ある景観計画に重要な事項を明らかにした。・イメージを図案化することで、目標像を共有し景観を身近なものとする、固有のモチーフの抽出・住民の日常的な感覚(風情や演出等)の固有の景観イメージの記譜化、条例への明文化・まちづくりと景観整備を一体的に進め、住民の参加意欲を高める制度の支援環境の充実・WSによる事前協議の充実と、ファシリテーター機能の連携した役割の仕組みの確立